スイッチング電源 設計・開発
カスタムスイッチング電源の開発のポイント
産業用カスタム電源 開発・設計 Naviを運営するアイガ電子工業では、スイッチング電源の設計・開発を行っています。
スイッチング電源は直流安定化電源の主流になっており、汎用品として多様な種類のスイッチング電源が販売されています。しかし、パッケージとして仕様は決められており、サイズ・インターフェース・入出力仕様・効率・寿命など、要求に100%合致する電源が見つからないということも多いのではないでしょうか。コストを抑えるために、汎用のスイッチング電源に合わせて周辺仕様を最適化することも重要ですが、高信頼性・高耐久性が求められるような製品に使用されるスイッチング電源については、カスタム製品の設計・開発がベストな選択肢となる場合が多くあります。
当社はカスタム電源の設計・開発を強みとしている企業であり、電力・水道・鉄道などのインフラ設備用スイッチング電源や産業機器向けスイッチング電源など、高信頼性が求められるスイッチング電源の設計・開発実績を多く持ちます。また、スイッチング電源に関わる基板設計・筐体設計・構造設計・放熱設計という設計フェーズだけではなく、部品実装・部品調達・組立・検査等、製造工程まで一貫して対応することができ、スイッチング電源の開発パートナーとして大手企業様に選ばれています。
また、直流安定化電源として、スイッチング電源に限らず多様な回路方式を用いた最適な仕様提案を行います。カスタム仕様の電源装置の開発委託先をお探しの皆様、お気軽に当社にご相談ください。
産業用カスタム電源 開発・設計 Naviのスイッチング電源 設計・開発サービスが
選ばれる理由
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01
50年以上のスイッチング電源開発実績!
当社は、スイッチング電源の創世記である1970年代から、50年間にわたり、スイッチング電源の開発・製作を行ってきました。電源は、設備・装置を動作させるための基盤となるものであり、何より信頼性が求められます。当社は、長年培ってきたノウハウを活かした、高信頼性を兼ね備えるカスタムスイッチング電源の開発を得意としており、大手産業機械メーカー様をはじめ、電源開発のパートナーとして選ばれています。
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02
-40℃の極寒から70℃の高温対応等、難易度の高い課題を解決!
効率90%・力率99%以上、10チャンネル以上の多チャンネル対応、入力電圧AC85V~264VやDC24~163Vのワイドレンジ対応、小型・薄型化、極寒・高温・高湿度対応、耐振動仕様、国内・海外兼用仕様、超長寿命等、難易度の高いお客様の課題を解決できる電源開発を行います。他社に断られた無理難題について、当社にご相談ください。満足いただける提案を行うことをお約束します。
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03
最適な電源仕様を提案、規格に準拠した電源開発もお任せ下さい。
スイッチング電源には、フライバックコンバータ方式、フォワードコンバータ方式、アクティブクランプフォワード方式 等、複数の回路方式がありますが、培ってきたノウハウを活かし、ご要望に応じた最適な仕様を提案します。また、UL、CSA、TUV等の海外規格、CISPR・VCCI ・FCC等のEMC規格に準拠した電源開発を行いますので、ご要望をお聞かせください。
産業用カスタム電源 開発・設計 Naviの
スイッチング電源 設計・開発サービス開発実績
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大型コイル用定電流電源
用途:大型コイル用定電流電源
入力電圧範囲:AC93V~115V 3φ -
FAパソコン用直流電源装置
用途:FAパソコン
入力電圧範囲:AC85V~127V -
大型分析装置用直流電源装置
用途:大型分析装置
入力電圧範囲:DC24V ±10% -
エレベータ監視装置用直流安定化電源
用途:エレベータ制御室
入力電圧範囲:AC85V~264V -
プラント制御室用多チャンネル直流安定化電源
用途:プラント制御室
入力電圧範囲:AC170~220V 三相 -
プラント制御装置用直流安定化電源
用途:プラント制御装置
入力電圧範囲:AC85~132V, DC80~163V -
監視制御装置用DC入力電源装置
用途:鉄道情報監視制御装置
入力電圧範囲:DC24V(DC21.6~30V) -
DC/AC正弦波インバータ電源
用途:鉄道電力保護装置用
入力電圧範囲:DC100/110V(DC85V~140V) -
制御機器用ACワイドレンジ/DC入力電源装置
用途:PLC
入力電圧範囲:AC100/110/115V(AC85V~127V),AC200/240V(AC170V~264V)DC100/110/125V(DC80V~163V) -
鉄道車載用超広範囲DC入力電源装置
用途:鉄道保安装置
入力電圧範囲:DC24V/48V/72V/110V(DC16.8V~138V) -
通信基地局用AC/DC入力電源装置
用途:鉄道/通信基地局
入力電圧範囲:AC100/110V(AC80V~132V) -
発電所向けAC/DC入力電源装置
用途:監視装置
入力電圧範囲:AC100/110/115V(AC85V~127V),DC100/110/125V(DC80V~163V)
『スイッチング電源 設計開発』に関する提案事例一覧
スイッチング電源を設計・開発した事例を紹介します。
『スイッチング電源 設計開発』に関する質問一覧
スイッチング電源の設計・開発において、お客様より頂くよくある質問を掲載しています。
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一般的に有名でない規格が求められています。対応することは可能ですか?
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電源装置の開発は自社で行っていますが、その回路の部分設計を委託することは可能ですか?
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制御における通信方式はどのようなものに対応できますか?
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装置設計上、搭載スペースが狭くなってしまい予定していたAC/DCコンバータが入らなくなってしまった…
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電源装置単体として、ULなどの海外規格取得は可能ですか?
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電源装置のスイッチング周波数を特定の周波数範囲から外すことはできませんか?
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相談させて頂く前に、機密保持契約を結びたいのですが可能でしょうか?
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腐食ガスが発生する環境にて使用する電源装置の製作は可能でしょうか?
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自社で内製している電源装置、電源ユニットの生産委託をしたいのですが、可能ですか?
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電源装置について、特殊形状の筐体の製作は可能ですか?
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電源装置へ接続するためのハーネス製作は可能ですか?
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電源装置の試験成績書や、試験に使用した計測器のトレーサビリティ3点セットの発行は可能でしょうか?
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海外へ輸出したいが、規格認証対応は可能ですか?
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RoHS指令に対する証明書の発行は可能ですか?
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内部部品のオープンショート試験は対応可能ですか?
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雷サージ試験をはじめとした特殊試験を行いたいのですが、可能ですか?
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電源装置に使用する部品について、支給としたいのですが対応可能ですか?
『スイッチング電源 設計開発』に関する豆知識
スイッチング電源の設計・開発に関する豆知識を掲載しています。
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電源設計の基礎
2023.12.21
セミカスタム電源の活用により、コストダウン・開発期間短縮を実現
皆様は、セミカスタム電源について、詳しくご存じですか?セミカスタム電源とは、標準電源に対し、周辺回路等を追加するなどして、仕様や特性を変更し…
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電源設計の基礎
2023.11.14
はんだ上がりを考慮したパターン設計のポイント
ディスクリート部品などの端子挿入を行う場合、A面(部品面側)へ7割以上、はんだが上がっていることが良品の条件とされています。しかしながら、長…
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パターン設計提案
2023.10.18
磁束によるノイズの影響を回避するパターン設計
電源基板設計では、ノイズやパターンの引き回し、最適部品の選定、部品間の配置とパターンの関係など様々な要素に注意が必要になります。今回は基本的…
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パターン設計提案
2023.10.18
大電流ラインのノイズ対策
スイッチング電源の大電流ラインのパターン設計は、大電流をON/OFFさせるため、ノイズ源になりやすく、特に注意が必要になります。今回はスイッ…
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電源設計の基礎
2023.09.22
高密度実装を行う電源基板における発熱対策
昨今、搭載される電源基板の実装は年々高密度化が進んでいます。 これにより、電源基板への発熱対策はより一層求められるようになっています。…
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パターン設計提案
2023.09.21
電源入力とスイッチングラインの位置関係
例えば、電源入力部とスイッチング部を近接した場合、スイッチングノイズが入力インターフェースに漏洩し外部設備及び規格試験に影響を与える可能性が…
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パターン設計提案
2023.09.21
出力フィードバックラインの接続方法
ノイズを低減するための、出力フィードバックの検出ラインの接続方法は、パターン設計の基礎中の基礎です。しかしながら、現場では、意外とこの検出ラ…
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電源設計の基礎
2023.08.30
開発期間を短縮し、後戻りを無くす電源基板設計のポイント
昨今の電子機器マーケットでは,顧客ニーズの変化や市場環境の変化が非常に速く,電源基板設計メーカーには、”製品の開発期間を短縮すること”が求め…
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電源設計の基礎
2023.08.30
スイッチング電源が、現場でとたんに動かなくなる、たった一つの理由
これまでは産業用カスタム電源 開発・設計Naviでは、どうやってスイッチング電源を開発れば、高効率化やノイズの低減が実現できるか、そのための…
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パターン設計提案
2023.08.29
電流バランスを考慮したアルミ電解コンデンサの配置
産業用のスイッチング電源には、瞬停回路の保持用に、アルミ電解コンデンサを使用します。しかしながら、電解コンデンサの設置位置・パターン幅を誤る…
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パターン設計提案
2023.08.29
電源出力パスコンの接続方法
パスコンとは、バイパスコンデンサの略で、電源とGND間に接続され、ノイズ電流をGNDにバイパスすることからバイパスコンデンサという名前が付け…
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パターン設計提案
2023.07.27
GNDの分離
パターン設計の基礎の代表格ともいえますが、当記事ではGNDの分離によるノイズ対策についてご紹介します。 例えば、下図のように、大電流が…
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パターン設計提案
2023.07.27
MOSFETにおける信号ラインの引き出し
MOSFETのパターン設計を誤ると、ノイズ増大により誤動作を起こす懸念があります。そのため、MOSFETのパターン設計には、細心の注意を払う…
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電源設計の基礎
2023.07.01
スイッチングノイズ対策の基本
電源におけるスイッチングノイズは、多かれ少なかれ、必ず発生するものです。基本的にはスイッチング周波数が高ければ高いほどノイズが出やすく、低い…
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パターン設計提案
2023.06.28
電流検出ラインの接続方法
電流検出抵抗は、スイッチング電源などに必ず採用されます。しかしパターン設計を誤るとノイズの影響を受け、正確に検出が出来なくなってしまうので注…
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パターン設計提案
2023.06.07
電源ICにおけるパスコンラインの接続方法
パスコンはICの近傍に配置する、という事はパターン設計における基礎中の基礎となりますが、開発・設計の現場ではなかなか徹底されない状況にありま…
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電源設計の基礎
2023.05.23
スイッチング電源における効率の最適化
スイッチング電源において効率とは、入力電力に対する出力電力の割合を言い、効率は高い程スイッチング電源内部での発熱が少ないことを指します(パッ…
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電源設計の基礎
2023.04.27
電解コンデンサの寿命と選定方法
スイッチング電源において電解コンデンサの役割は、電圧安定化(平滑)及び、瞬間停電 対応が挙げられます。 スイッチング電源には機能、性能…
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電源設計の基礎
2023.03.17
ヒートシンク(放熱板)の選定方法
スイッチング電源のスイッチング素子にはパワートランジスタ、MOS FETがあります。パワー半導体が発生する発熱量は大きく、しかも半導体部品は…
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電源設計の基礎
2023.02.15
スイッチング素子の選定方法
スイッチング電源の元となるスイッチング素子にはパワートランジスタ・MOS FET・IGBT等があり、それぞれに特徴があるため、仕様に合せて選…
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電源設計の基礎
2022.12.25
スイッチング方式の選定方法
スイッチング方式の選定は、電源自体が何を重要視して開発・製造するのかによって、最適な回路方式を選定し使い分ける必要があります。そこでこのコラ…