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カスタム電源開発・設計 豆知識

2023.08.30

開発期間を短縮し、後戻りを無くす電源基板設計のポイント

昨今の電子機器マーケットでは,顧客ニーズの変化や市場環境の変化が非常に速く,電源基板設計メーカーには、”製品の開発期間を短縮すること”が求められています。開発のリードタイムが長くなると、どうしても、市場への製品投入時期が遅れ、先行者利益を授受することができなくなります。

しかしながら、近頃は、電子機器の高性能化が飛躍的なスピードで進んでおり、電源基板設計においても、どんどん”高度な設計技術”が求められるようになっています。つまり、現代の電源基板設計には、”短期間”でいかに後戻りが必要ない”高品質な設計”を実現できるかが非常に重要なのです。

 

では、どうすれば良いのでしょうか。

 

開発期間を短縮し、後戻りを無い電源基板設計を実現するためには、シミュレーションで事前に問題を把握するなど様々な対策があります。そんな対策の中でも、非常に容易にできる方法が、”ノイズ対策などを目的として、電源基板設計時に適切な場所に空きパッドを設けておく”というものです。

例えば、「電源基板の試作後に、ノイズ対策や熱対策が問題となっている…」といった場合、空きパッドを適切な場所に設けていれば、基板設計の変更いらずで、然るべき部品(ダイオード・コンデンサ・パスコン等)を設置し、対策を講じることが可能です。また、対策を講じる必要がない場合であっても、ただの空きパッドとして開発をそのまま進めていくことができます。

 

適切な場所に空きパッドを設けておくことで、”ノイズ対策のために、設計段階からやり直す”といった後戻りのリスクを最大限まで低減し、開発期間を短縮することができるのです。

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