カスタム電源開発・設計 豆知識
2022.09.14
チェック端子保護について解説

当ページでは、チェック端子保護について解説します。
(1)回路ブロック
(2)チェック端子保護の目的
電源の出力を確認した際、誤って下記のように出力をショートさせてしまう可能性があり、出力をショートさせた場合、大電流が流れます。場合によってはテスター棒が溶けるなどの不具合が発生し、大変危険な状態になります。そのため、保護回路が必要になります。
(3)対策
抵抗を追加し、電流を制限することで、上記を防ぐことが可能になります。
(4)精度
抵抗を追加することにより精度が悪くなっては意味がない為、精度を確保しながら抵抗定数を決める必要があります。
関連する豆知識一覧
-
電源設計の基礎
2023.11.14
はんだ上がりを考慮したパターン設計のポイント
ディスクリート部品などの端子挿入を行う場合、A面(部品面側)へ7割以上、はんだが上がっていることが良品の条件とされています。しかしながら、長…
-
電源設計の基礎
2023.09.22
高密度実装を行う電源基板における発熱対策
昨今、搭載される電源基板の実装は年々高密度化が進んでいます。 これにより、電源基板への発熱対策はより一層求められるようになっています。…
-
電源設計の基礎
2023.08.30
開発期間を短縮し、後戻りを無くす電源基板設計のポイント
昨今の電子機器マーケットでは,顧客ニーズの変化や市場環境の変化が非常に速く,電源基板設計メーカーには、”製品の開発期間を短縮すること”が求め…
-
電源設計の基礎
2023.08.30
スイッチング電源が、現場でとたんに動かなくなる、たった一つの理由
これまでは産業用カスタム電源 開発・設計Naviでは、どうやってスイッチング電源を開発れば、高効率化やノイズの低減が実現できるか、そのための…
-
電源設計の基礎
2023.07.01
スイッチングノイズ対策の基本
電源におけるスイッチングノイズは、多かれ少なかれ、必ず発生するものです。基本的にはスイッチング周波数が高ければ高いほどノイズが出やすく、低い…
-
電源設計の基礎
2023.05.23
スイッチング電源における効率の最適化
スイッチング電源において効率とは、入力電力に対する出力電力の割合を言い、効率は高い程スイッチング電源内部での発熱が少ないことを指します(パッ…