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カスタム電源開発・設計 豆知識

2022.08.31

スナバ回路について解説

当ページでは、スナバ回路について解説します。

(1)ブロック図

スナバ回路 ブロック図

(2)スナバ回路の役割

スナバ(snubber)とは「急にやめさせる」という意味となります。スイッチングに生じる過渡的な高電圧を吸収し、パワー半導体を保護する目的の回路となります。

(3)スナバ回路の種類

磁気スナバ
磁気スナバ

・メリット
①部品が小型
②製品小型化が可能

・デメリット
①低電圧のみに使用可能

 

CRスナバ
CRスナバ


・メリット

①低・高電圧にも使用可能

・デメリット
①部品が大型
②製品が大型となる
③周波数制限がある

 

1次側のことについて説明いたします。サージ電圧を抑制する回路として、代表的な回路を示します。

スナバ回路

CRの定数は、トランスのリーケージインダクタンスが事前にわかっていれば、LCRの臨界制動条件 R2=4L/Cと抵抗に消費させる電力P=CV 2f/2より目安は決まりますが、リーケージインダクタンスはトランスの巻線構造に依存する数値のため必ず定数調整が発生してきます。

CRスナバは、ON時のFET損失が発生してしまいますが、CRDスナバの場合はRを大きくすることによりON動作時のFET損失を少なくし、OFF時にサージを吸収させるスナバ回路となります。

スナバ回路の挿入目的は、基本的にはスイッチング素子の保護にあります。トランスをスイッチング素子でスイッチングする場合、トランスに存在するリーケージインダクタンスと基板配線のL分がサージ電圧発生の主要因となります。

また、発生するサージ電圧の大きさはリーケージインダクタンスの大きさとスイッチング素子のスピード、スイッチング電流に依存しますので、最適な部品選択と理想の基板配線が必要となります。

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